西赤石山(にしあかいしやま) 1626m
平成29年3月11日(土) 快晴
単独
左からちち山・笹ヶ峰一個置いて瓶ヶ森、一番奥に石鎚山、沓掛山・黒森山
今日の天気予報は最高!
剣山方面はタイヤがスタッドレスじゃないので、ちょっと不安
別子方面は雪もないだろうと西赤石山に決定(東赤石山から西赤石山への縦走の下見も兼ねて)
ファーストミッションは西赤石山登頂、セカンドミッションは銅山川水系で・・・(笑)
5:15自宅出発、7:15日浦登山口に到着、一番乗り
あとから水を汲みに来た人と、ガードマンのおっちゃんがやってきた
銅山川沿いの県道47号線は日中工事のため、毎正午から10分だけしか通れない
銅山川にかかる鉄橋
別子銅山の遺構がたくさんある、山自体も住友グループの所有
登りは目出度町(めったまち)から蘭塔婆を経て銅山越、西赤石山の予定
7:35 出発
渓に見えるのが別子ダム
さっそくの遺構、円通寺跡(別子銅山専用の墓所)
今でも住友金属鉱山による供養が毎年行われているそうです
小足谷(こあしだに)集落跡と醸造所跡、ここで造られていた酒は「鬼ごろし」と言われたそうな
小足谷接待館跡、各界の要人が視察に訪れるので造られたそうです
小学校と測候所跡、最盛期には300人近い児童がおったそうな
銅を含有するせいか赤茶けている水です
劇場跡、なんとこんなところに劇場まであった
このあたりからやっと登山ぽくなります
立派なバイオトイレができていました(12月1日から3月15日までは閉鎖)
ダイヤモンド水の休憩所
ダイヤモンド水、鉱脈を掘削しているときに大量の出水があり掘削不能になった
そのためロッドの先についていたダイヤモンドが地中深く埋まっているのでこう呼ばれているそうな
川を右に左に渡ります
分岐、目出度町に向かいます
両見谷の橋、雪で滑らないよう慎重に歩く
ウサギの足跡
見花谷
重任局と大山積神社
銅山の指令所と鎮護の神
下方一帯は目出度町の商店、料亭、郵便局、小学校、対岸の一段高い所には住友病院があったそうな
蘭塔婆に向かいます
蘭塔婆、1694年の大火で132名の犠牲者が出たそのお墓
閉山に伴い現在は他所に移されているそうです
風呂屋谷
住友病院跡
前山、窪んだ所が銅山越
勘場(かんば)と見花谷(けんかだに)・・・延喜の端から
勘場→銅山の本部
見花谷→山の斜面に住宅があった(明治32年の台風で山津波となり513人の命が奪われた)
道なりに下っていくと見覚えのある所に出た
別子本舗、山の主たる生産抗
近道を行きます(笑)
中央の丘が延喜の端
笹ヶ峰との分岐
銅山越に到着
1702年から184年間、トンネルが貫通するまでここを通って
粗銅を新居浜の港まで運び、新居浜からは数千人分の食料等を人力で運んでいた
海抜1300mにあるため、荒天のときに命を落とす人々もいた
お地蔵さんはその無縁仏を祀ったもの
ここで小休止、あとから今日始めて会ったおじさんが上がってきた
西山↑まで行くこともちらっと考えたが・・・止めとこ(笑)
西山方面にちょっと上がった丘より
一番手前の丘が東山、西赤石山は左奥、まだまだ遠い
下方に見えるのが新居浜市街
東山に登る途中、後ろを振り返ると山と山の間に雪山が・・・アップすると・・・
おお~っ!笹ヶ峰が見えた(後ろ)手前はちち山、ちち山かっこええ~!
ただの原っぱです(笑)
沓掛山と黒森山も見えてきた
東山に到着、通り過ぎます(笑)
東山からの眺め、美しいですねえ~
あれは平らやから、平家平?
笹ヶ峰もだんだんとその山容を見せ始める
旧道との分岐、帰りはここから降りますが・・・(+_+)
霧氷があればなあ~
むむ!・・・奥に見えるのは・・・アップすると
石鎚山だあ~!
きれいですね~、何枚も同じ写真を撮る(笑)
瓶ヶ森?
あれはまだ山頂じゃない・・・?
何度も後ろを振り返ります
かっこええ~!
笹ヶ峰~!(2000mm望遠)
東赤石山と八巻山も見えてきたあ~!
ミニシュカブラ?
ミニ雪庇(笑)
やっと山頂で~す!
山頂からの絶景~
八巻山
東赤石山方面
南方面
平家平から笹ヶ峰
北方面、新居浜市街と瀬戸内海
沓掛山、黒森山
平家平
ちち山と笹ヶ峰(奥の白い山)
再び石鎚山方面
アップ!
小休止して軽く食事、銅山越で会ったおじさんが登ってきたので、しばし山談義
名残惜しいですが、セカンドミッションがあるので下山します (^_-)-☆
歩きやすい雪道、サクサク歩けます
またまた石鎚山!
下りはどんどこと歩いて行きます
あっという間に朝通った分岐、ここを左に降ります
最初はわかりやすい尾根道でルンルン気分で歩く
こんな感じ、すいすいと・・・
でも毎度のことですが、あまり人の歩いていない道はどこかで迷う!・・・
だんだんとただの雑木林になり・・・道がなくなる
とにかく尾根を下っていけば元の登山道に出るはず
GPSを見てもこのまま行けばいい・・・
何かの機械の残骸があった、ほっと一息
この辺も銅山の設備があったらしい
登山道に出たあ!赤テープはさらにここからも下っていくようになっていたが
ちょっと踏み込むと道が全然ない!はっきりとしている登山道を行こう!
この時まっすぐ降りた方がよかったかも・・・トホホ・・・(+_+)
ヤマガラ見っけ!
遺跡がまたあった、あとで調べたけどよく分からなかった・・・斜抗・・・かもしれない
ここまでは順調に来たが・・・
ここからまた道がない!全然ない!それらしきものも無い!
仕方ないから強引に降りる!
藪漕ぎしたり、尻セードで斜面を下ったり、もう無茶苦茶(笑)
この時に木の枝が目にあたり片目を失う(コンタクトレンズ)
緊急用の眼鏡も持っていたが、片目でも見えるのでそのまま行く(笑)
東延地区というらしい
水道のようなものがある
第一通洞南口(標高1110m)
ここに汽車が走っていたらしい、銅山峰の北と南がつながっていた
これは金庫の跡だそうです!
ああ、これで帰れる(笑)
ほっと一息
やっと、朝の道に合流!
ダイヤモンド水まで帰ってきたあ~
下山です~!
片づけをして帰ろうとしたら14:20
次の通行時間まで40分もある!
右へ行けば新居浜から帰れるが・・・
セカンドミッションができない・・・
でも40分は待てない、残念ですが帰途につきます (T_T)