町石道(ちょういしみち) 約800m
平成29年1月21日(土)~22日(日)
単独
壇上伽藍 金堂
1月20日金曜日、毎年恒例の新年会が大阪であって
せっかく来たから何処かに行こうかと、いろいろ調べていると
高野山に登るのに町石道(ちょういしみち)というのがあるらしい
大河ドラマ「真田丸」の真田庵がある九度山から歩くそうな
「九度山」というのは昔(といっても明治時代以前)は女人禁制だった
空海さんが高野山に入れない母親に会うため月に9度は山を下りてきていたので「九度山」というそうな
空海さんの母親は高野山を一目見たいと高齢にもかかわらず善通寺からここにきて亡くなったそうな
その御母堂を祀ってある「慈尊院」が出発点で、壇上伽藍根本大塔までの22kmの間、
1町(109m)ごとに180基の町石、さらにそこから大師を祀ってある奥の院まで36基の町石があるそうな
総歩行距離24km
雪のない時期だったら問題ないですけど、雪道を24kmは歩けないので
とりあえず九度山まで行ってみて、だめそうならケーブルで高野山まで上がることにした
6時半ごろ大阪を出発して、新今宮から南海電車で橋本まで行き
そこから各駅停車で「九度山」へ、7時半ごろに到着
全然、雪もなさそうなので予定通り歩くことに
退院してきたα7で九度山の駅の写真を撮って・・・
ん?・・・何かおかしい・・・
「メモリーがありません」・・・ん?
あ~~~!!!SDカードを入れてない! ガ~~ン!!
メモリーの無いカメラはただの重り(笑)
実は前日の夜、ホテルでバッテリーが入ってないことにも気が付いた(笑)
予備電池を持ってきていたのでほっとしたが、メモリーまでは気が付かなかった (+_+)
テンションガタ減り、写真の無い登山は楽しみ半減以下⤵
コンビニを探すが、思った以上に田舎・・・無い
「真田庵」に着いてしまった
しょうがなくスマートフォンで撮ることに ( 一一)
真田昌幸、幸村父子が蟄居されていたところ・・・ふ~ん
先の行程が懸念されるので(16時までに宿坊に入らないといけない)そそくさと慈尊院へ
慈尊院
「女人高野」と呼ばれているそうです
階段を上がり、丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)に向かう
明治の神仏分離で分けられたが、もともとは慈尊院と一体だった
左の灯篭の斜め奥に高野山が見える、昔の女性はここから高野山を拝んでいたそうな
と、神主さんに教わった
ついでにコンビニのことも聞いたが、この辺にはないそうな (T_T)
これが町石、思っていたよりでかい、自分の身長以上ある
赤線は今日の宿坊まで、奥の院に行く時GPSを忘れた(1月21日)
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)にも行きたかったけど、町石をたどりたいので六本杉から古峠へ
展望台、紀ノ川にかかる橋の向こう側が九度山の駅
所々に弘法大師にまつわる史跡があります
これは比較的新しい町石
出だしはこんな感じ
六本杉、携帯を胸ポケットに入れていたらレンズが曇った
二ツ鳥居
大師さんポイント
13番ホールPAR4、354yard
ここからはしばらくゴルフ場の横を通ります、雪でクローズなのか誰もいない
まだ70町あるう~
矢立、ここで国道をまたぐ
やきもち屋の手前を左に入る
大師さんポイント、この岩はくぐれない(笑)
大師さんポイント、この岩は持てない(笑)
再び国道を渡る(渡ってから撮った写真)、まっすぐ道があったので思わずそっちに行ったけど
町石を追っていくには右に国道沿いに行くべきだったみたい(39町~37町)
どの石が鏡やねん
だんだん雪が積もってきて面白くなってきた
なんかの鳥がすぐ横の木にとまったけど、スマホではこれが限界
コンデジでもあればなあ~
なんという鳥だろうな
なんだかんだで大門に到着~!
天気が良ければここから四国が見えるそうな
門をくぐって高野山の町に入ります
根本大塔(こんぽんだいとう)
ここが180町の起点
こんな所まで中国韓国がいた・・・ (-_-メ)
慈尊院に向かう第1町石
ん!・・・なんか写真がクリアー・・・
そうなんです!高野山にコンビニがありましたあ~!
SDカードをゲット!!!
錘から解放された!α7復活!
何度も焼け落ちた中門、高野山開創1200年を記念して
平成27年に172年ぶりに復活
中門の四天王の一人、持国天
壇上伽藍金堂、高野山の総本堂
六角経蔵(ろっかくきょうぞう)
御社(みやしろ)
西塔(さいとう)
金剛峯寺の隣にある今宵の宿坊、一乗院
宿坊ってどんなところだろうと思っていましたが
めちゃめちゃ清潔で感じのいいところでした
中庭、池の中で錦鯉がじっとしていた(気温は氷点下)
ここが部屋、これで一人用
前室があるのは防寒も兼ねているのだろう、障子の向こうは板廊下で、その先はガラス戸
加湿器、テレビも完備、ファンヒーターもあったが今日は使っていなかった(エアコンのみ)
夕食は18時、門限21時、お風呂は22時まで(大浴場)、トイレは共用
荷物を降ろしα7だけを持って奥の院へ行く、GPSも置いてしまった
高野山世界遺産切符を買えば、山内のバスは二日間乗り放題
接骨院も趣のある建物
一の橋、弘法大師空海の御廟(ごびょう)がある奥之院まで2km
薩摩島津家墓所
八代将軍徳川吉宗
何万基ものお墓が両側にづらり、敵も味方も、公家も庶民も死ねばみな一緒
織田信長、豊臣秀吉、石田三成、明智光秀、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、市川團十郎、鶴田浩二等々
一番見たかった織田信長墓所、信長の死体は発見されなかったので骨は入ってないのだろう
御廟橋、ここから先は撮影禁止
御廟は壮大でした、お参りをして宿坊に帰ります
高松松平家の墓所もありました
宿坊に17時過ぎに着いたので先にお風呂に入って、汗を流し温まります
夕食の御膳、この後天ぷら、煮物、赤飯が出ました
結構食べごたえありましたあ~♪
お神酒もあります (^^♪、館内にはビールの自販機もあります~
食事の後、布団も引いてくれました、掛け布団1枚ですが羽毛布団で温かったです
(エアコンは付けっぱなし、布団から少しでも出るとしんしんと冷えてきます)
相当疲れていて何もする気がしなかったので、21時前には布団に入りました
いつものようになかなか寝付けませんでした (+_+)
翌朝5時起床、と言ってもとっくに目は覚めてましたけど・・・
6時半のお勤めまでに身支度をし、部屋を片付けて6時20分に本堂に入る(撮影禁止)
ストーブを2台置いてもらっていましたが、それでも冷えます
約50分のお勤めが今回の旅のハイライトでした!
阿字観(瞑想)もやりたかったんですけど休日はやっていないそうです(金剛峯寺とかに行けばやっています)
お勤めを終わって部屋に戻ると食事の準備ができていました
朝食も美味しかったです (^_^)v
一服して、チェックアウト
もう一度奥の院に行ってきます
女人堂から高野山駅まではバス専用道路です
不動坂を歩いて降りることも考えましたが、道路が凍結していることも考えられ
女人堂で御朱印を頂いているときにちょうどバスが来たので乗っかりました
奥の院にお参りして、女人堂まで歩きます
高野山は交番も古い建物です
道路はガチガチに凍っています、左の森は金剛峯寺の敷地
徳川家康霊廟、隣に同じような秀忠の霊廟もあります
受付で御朱印をいただいていると寄ってきた猫ちゃん
女人結界、昔女性はここまで
女人堂に到着、お参りをしてここでも御朱印をもらう
受付の人に不動坂のことを聞いて、歩いて降りるかどうしようかと思って
バス停の時刻表を見ていると、ちょうどそこにバスが来たので乗ってしまいました(笑)
歩いて降りると極楽橋駅まで普通の状態で45分
高野山駅に着いて駅の写真を撮ろうと思っていたけど
ここでもケーブルが着いたところだったのですぐに乗ってしまった
外人さんのバックパッカーがいたけど、自分はひとりで海外の町を歩くのは絶対無理(笑)
あっという間に極楽橋駅に到着、赤い橋が極楽橋
歩いて降りてくると、あの橋を渡るはずだった
この電車に乗ります、各駅停車で橋本まで行きそこから急行で新今宮まで
大阪に戻って新幹線で高松に戻ります
大阪で近代マグロを食べて帰りました